歯科医師臨床研修: 2008年8月アーカイブ

今日は、7時半からの予定でしたが、実際は8時ごろから研修医とミーティング。

先月書いてもらった目標の見直しです。
順位付けを見直しし、8月末までの到達目標にどのくらい届いたか現状を書いてもらい、9月末までの目標を再設定します。

今日一日では終わらないので、順位付けしたところで後半は宿題。今週末までに出してもらいます。

DSC04680.jpg
その後は、デビューの入力。これは厚生労働省が運営しているサイトで、研修医の研修内容をチェックするためのものです。本人が研修内容を入力し、指導医がチェックし、その内容が累積していきます。最終的に研修終了の認定の資料になるようです。





DSC04681.jpgそれから、今日の勉強会の予習。今日は、各人に今週診断予定の矯正患者さんの資料を分析してもらい、それを院長に評価してもらいました。レントゲン、顔や歯並びの写真、模型。一生懸命資料を見て、それぞれ自分の所見を書き出し、診断と治療方針を考えます。

診療終了後、Dr.ルームに院長が来てから、各人が所見と治療方針を話し、院長の診断をあおぎました。



研修医の先生の所見を聞いてから、院長は、
・まずどこを見るべきなのか、
・この症例の特徴はどこか
を説明します。

私も研修医の先生方と一緒に考えたのですが、残念ながら一つ目の症例は全く的外れなところを見ていました。

それから診断。
「診断は、その症例の状態が目に浮かぶようであり、治療方針につながるものでなければならない」

診断、治療方針、具体的に使用する装置、治療中に注意すべき点をあげてもらい、診断日当日お渡しする診断の書類も作成して今日の勉強会を終えました。

研修医の先生には、いずれ臨床に出たときに、歯並びの悪い患者さんが来院されたら、その事に気が付き、自分で治療するか否かに関わらず矯正の必要性を説明できるようになってほしいと思い、このような勉強会を続けています。

今日から三日間続けて、O先生のお友達のM先生が見学にやってきます。

彼は、現在札幌で研修をしていますが、夏休み期間で旭川に帰省中です。O先生の話を聞いて、林歯科の診療、研修の様子を見てみたいと思ったそうです。特に矯正治療の見学を希望されています。
私たちも、よその医院ではどのような研修を行っているのか、聞かせてもらいたいと思い、見学を受ける事にしました。

今日は、午前中に見学、午後に模型形成の実習、夕方からまた見学をしてもらいました。
林歯科の診療時間は長いので疲れてしまったようです。

林歯科の矯正治療や根の治療の術式の細かい点、初診時のシステムなど、細部にわたった質問を受け、さすがに6年生とは着眼点が違うと感心しました。
あと2日間、充実した見学にしたいと思います。
水曜日は、研修医とのミーティングと勉強会を行っています。

今日のミーティングでは、研修の進捗状況をチェックしましたが、順調に進んでいるようです。二人の疑問点、うまくできるようになった事も確認します。今日の疑問点は「根の治療のとき、中々先まで届かないときどうすべきか?」。なかなか難しい質問です。院長から、勉強会のときに答えてもらいました。

今週はお盆のお休みで余り診療日が無かったのですが、

O先生は、矯正治療で使うLアーチという装置の準備をしていました。
DSC04591.jpg DSC04592.jpg

W先生は、親知らずの抜歯。実は患者さんはO先生です。
DSC04596.jpg

今日の勉強会では、今週診断予定の矯正患者さん二名の分析を行い、治療計画を立てました。
二人目の分析では、院長から説明を受ける前にそれぞれに診断と治療計画をたててもらいました。
皆、自信が無いなりに、一生懸命考えてくれました。自分の力でまず考えてみる事で、説明を聞いたときに吸収するものが違ってくるのではないかと思います。
さすがに金城先生の分析はしっかりしていて、ほとんど院長と同じでした。すごい!

DSC04611.jpg

勉強会の前に、函館土産のイカめしで夜食をとりました。
美味しいと大好評でした。

DSC04608.jpg



8月も半ばになりました。北大からやってきたW先生の研修が4ヶ月終了し、あと一ヶ月半。早い!
昨日は、後輩の見学を受けましたが、立派に成長しているところを見せられたでしょうか?

DSC04400.jpg
今日は、W先生は根の治療に取り組んでいます。
使っているのはトライオートZXという機械です。

チタン製のファイルと言うものをつけて、コンピュータで制御しながら、歯の根の中の清掃を行います。





DSC04401.jpg
トライオートZXのアップです。

林歯科の臨床研修では、根の治療ではこの機械か、デンタポートという機械を使ってもらっています。






DSC04402.jpg
O先生は、虫歯の治療中です。
現在、小さな虫歯は、光重合レジンという合成樹脂で白い歯にして治します。

接着性の材料の進歩で、歯を削る量は少なくなり、自然な外観を復元できるようになっています。




DSC04403.jpg

林歯科では、虫歯の状態、その人の歯の色に合わせて使い分けるために、多くの種類の光重合レジンを用意しています。

パレットのようですね。





夜は、診療終了後、ミーティングと矯正の勉強会。

ミーティングでは、それぞれの設定した課題の進行状況のチェック。
二人とも今の課題は、入れ歯、冠の形成、根の治療、抜歯。
基本的な歯の治療の技術の習熟、向上を目指しています。

矯正の勉強会の前に、夜食を食べながら院長にこの1週間の疑問点の確認をします。



今週の勉強会のテーマは、私の友人から相談された矯正の症例分析2症例とタイポドントの検討。

DSC04413.jpg送ってもらった、レントゲン写真と模型とメモを元に、

院長から
・どこに問題があるのか?
・なぜ歯並びに問題が生じているのか?
・どのような計画で治療を開始するのか?
・どのポイントで治療の進み具合をチェックすべきか?
説明を受けました。




二人のタイポドントは、今、こんな感じ。
奥歯のバランスを取りながら、犬歯を後ろに移動しています。
早く前歯の移動に入りたいですね。

DSC04412.jpgDSC04414_2.jpg


左がW先生、右がO先生です。

今日は、私と院長の母校、北海道大学歯学部6年生のお二人が見学にいらっしゃいました。
一人は、現在研修中のW先生の部活の後輩です。

旭川駅から林歯科へのバスの便は、余り良くありません。
そこで、始業時間に間に合うように、W先生が駅まで迎えにいき、始業前に使用中の宿舎の中も見せてくれました。W先生ありがとう!

まず、最初に朝礼で自己紹介。

DSC04387.jpg
今日は朝十時に顎運動解析の予定の患者さんがいらしたので、米田先生がナソヘキサとオクルーザーで計測を行うところを見学してもらいました。

次に、歯科衛生士担当制の歯周疾患治療の様子の見学。





DSC04390.jpg
W先生が実際に治療をしているところも見学してもらい、この4ヶ月間の研修の成果を見てもらえたと思います。

昼休みには、午後から勤務のO先生にも出てきてもらい、O先生、W先生も同席して研修についての説明を行いながら昼食会。実際に研修医がどんな生活を送ってもいるか話してもらいました。



DSC04394.jpg午後は、通常の診療の見学を行い、院長からの説明を受けてもらい、今院長が考えている歯科医療の姿についても、お話ししました。

去年の研修の様子のフォトムービー、6月に現在の研修医が行った自分を症例とする分析報告の様子、なども見てもらいました。

6時前に見学を終了し、駅までW先生が送ってくれました。


二人とも、まだ、どのようなプログラムで研修を受けるのか悩んでいる様子ですが、もし、協力型プログラムを選択し、林歯科での研修を希望するときには、ぜひいらしていただきたいと思います。



この夏休みの6年生の方の見学希望は、今のところ、これで終わりです。
もし、北海道大学病院、北海道医療大学の歯科医師臨床研修の協力型プログラムの希望者で、林歯科医院の見学を希望される方がいらしたら、ぜひご連絡下さい。

電話 0166-57-6655 林歯科受付 担当 副院長 林春美
メールでのお申し込みはこちらからどうぞ →クリック

皆様の見学をお待ちいたしています。
今週も、水曜日の夜は、矯正の勉強会です。

8時から、研修医とミーティングをし、9時半過ぎから矯正の勉強会。


DSC04322.jpg

二人のタイポドントを見ながら、これまでの経過のチェックと、思ったのと違った歯の動きをしたところは「なぜそうなったのか?」を院長から説明を受けました。






DSC04323.jpg


次に、これからどのようなフォースシステムで動かすかの指導を受け、来週はW先生はスライディングヨークと言う装置を使うように言われました。





スライディングヨークって?
それは、来週にでも写真と図をアップしましょう。

来週からは、金城先生もタイポドントを始めようかと話し合っています。診療もあって忙しいのですが、自分で方針を考えて行うタイポドントをやってみたいと答えてくれました。

来週は、お盆休みの前に、勉強会。木曜日は研修医の先生方は夕方上がりです。自宅に帰省したり、札幌に戻ったりとそれぞれ予定がある様子です。

あっと言う間に8月です。

北大から来たW先生の研修は、あと2ヶ月。おおーっと、すぐですね。大変大変。
北海道医療大からきたO先生は、あと5ヶ月。まだ半分以上残っています。ちょっと安心。

さて、今日は、林歯科の様々な機材を使って診療をしているところを見ていただきましょう。


DSC04119.jpg
まず、こちらはW先生。

エアー・アブレージョンというシステムを使っています。
高圧空気で、酸化アルミナの粉末を噴射して、歯の表面を削る道具です。虫歯を削ったり、接着の効果を高めるための処理をしたりします。




DSC04243.jpg
次は、O先生。
CO2レーザーを使った治療です。

このレーザーは外科処置にメスとして使うと、大変効果的ですが、それ以外にも歯茎の炎症や口内炎の処置、初期虫歯の進行を抑える処置などの用途があります。

パナソニック デンタルのコードレスタイプのレーザーです。


研修にくる先生方は、これからの時代の歯科医師です。
どんどん、新しい機材、新しい治療方法の体験をし、新しい知識を求める柔軟な姿勢を身につけてほしいと思います。


このアーカイブについて

このページには、2008年8月以降に書かれたブログ記事のうち歯科医師臨床研修カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは歯科医師臨床研修: 2008年7月です。

次のアーカイブは歯科医師臨床研修: 2008年9月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.22-ja