歯科医師臨床研修: 2007年7月アーカイブ

朝、出勤すると、こんなものがありました。

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研修医のK先生が、タイポドントの経過を撮影する時に使ったものでした。
写真を撮る時、どちらのものか分かるように名前をつけてと言ったのですが、それに加えて現在使用しているワイヤーの種類などをメモしていました。

治療方針の決定とそれによってどのような結果が生じたかを常にフィードバックして行く事は、臨床医にとって大切な事です。自分でそのように工夫している事が素晴らしいと思います。

タイポドントのトレーニングは、現在ここまできました。
ステップ毎にワイヤーセット時と、お湯につけて歯が動いた後の写真を撮って、経過を追いながら行なっています。

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7/28土曜日、旭川歯科医師会主催の学術講演会が行なわれました。
テーマは「義歯」
日本歯科大新潟 補綴1 准教授 佐藤利英先生
「有床義歯臨床の決めて」 です。
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案内があったとき、研修医も特別な資格で歯科医師会主催の講演会を受講できる事がわかったため、旭川市・林歯科医院に研修に来ている2名に参加したいかどうかを確認し、私が引率者のようにしてでかけました。
医療大から研修に来ているK先生の友人で旭川で研修中のM先生も参加したいと言う事で、ご一緒しました。
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会場では、医療大の先輩にもご紹介しました。

講演の内容は前半が義歯のかみ合わせについて、後半は義歯を維持する装置についての話でした。
高度な治療法も多く、保険診療が主体の私たちの医院でどこまで実行できるかについては、心細いところもありましたが、折角学んだ事ですから、多くの方にお伝えできればと思います。

数年前から、訪問診療、訪問口腔ケアでおつきあいのある道北勤医協「かたくりの郷」さんで、今年も「健康祭り」が行なわれました。

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毎年いろんな趣向を企画して、一つテントを出していただいて参加していますが、今年もケア班のスタッフと研修医2名で参加しました。今年の企画は、アンケート調査+プレゼント、子供向けにじゃんけんくじ、そして研修医2名の入れ歯のお手入れについてのアトラクション?です。
とてもよい天気で、日中最高気温が30℃まで上がったようです。
私も今年は撮影広報部?として11:00現地入り、発表終了まで小一時間外で過ごしましたが、UVケアを怠ったため既に悲惨な状態です。

 →去年の光景
 →一昨年の光景

企画制作研修医2名の「入れ歯のお手入れ」の話は、スタッフにも大好評。ビデオにとっていますので、医院でまた見てみたいと思います。作ってくれた説明用の入れ歯もとてもよくできていて、これから口腔ケアの説明をする時にも使えるのではないかと思います。

写真は、二人が準備をしているところと、発表しているところです。
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研修医の先生方、口腔ケア班のみなさん、お疲れさまでした。

旭川市・林歯科医医院の歯周外科実習の最後に、

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ちょっと目を離したら、こんなことしていました。しょうがないですねえ。

第2回歯周外科実習の第二弾は、GTRのトレーニング。

まず、歯ぐきを剥離して、中に入れる膜の形を決めて、歯ぐきを元に戻して縫合します。
GTR膜は大変高価なので、とても実習には使えませんので、、、これを膜っていうことにして、と断ってスタート。

弁の形を合わせて、GTR膜(想定)の角が出来ないようにカットして、まず縫合。
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次に弁を戻して、しっかり縫合します。
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できあがり。


続けて、「遊離歯肉移植術」。
別のところから剥離した歯ぐきを移植します。
歯肉の剥離につかうカミソリの刃を使う「ムコトーム」という道具の怖い事。今にも剃刀の刃が外れてとびそうです。
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これは難しかった様子。
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ここまでで、今日の実習は終了。
12時少し前でした。

今日は、2007年の旭川市林歯科の歯科医師臨床研修、第2回歯周外科実習です。

今日のテーマの第一弾は、「有茎弁側方移動術」。
歯と歯ぐきの境目で、歯ぐきが下がっているという想定で、その部分に歯肉弁を移動して来て縫合するトレーニングです。

スタートは9:30。弁を作るところまでなんとかきて、これから縫合に入ります。
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縫合終了。
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次はGTRの練習。膜はダミーですけど...。

先週中に模型の用意が終わった、矯正歯科の実習「タイポドント」がスタートしました。

研修医2名には、6月中に、矯正治療に必要なワイヤーベンディンングの特訓を終え、提出してもらいました。
この「特訓」は、院長が北海道大学歯学部矯正歯科の新人だったときの特訓と同じものです。
これが終わって、ようやくタイポドントを始められます。

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『タイポドント』とは、(と、Wikipediaから引用しようかと思ったけれど見つからない。googleで引いたら最初の10個のうち3つがこのblogだし。)ようするに、模型上で、歯の矯正治療を再現する装置です。

「そろそろ始めていいですか?」と研修医二名に聞かれ、院長が模型の歯並びの最終チェックをし、ワイヤーの指定をし、注意事項を説明して、さあスタートです。
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まず開始前、それからワイヤーセットの状態を写真に撮っています。
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これから、経過を写真で記録しながら、ワイヤーのセット→お湯につけてワックスを軟化し歯が動くのを待つ→ワイヤー交換 を繰り返して行きます。

去年の研修では思いがけない歯の移動に、研修医の先生がびっくりしてしまう一幕もありました。
難しいけれど面白い実習なので楽しみながら取組んで行きましょう。

先週末は、旭川市で歯科医院のスタッフ対象のセミナーが開催されました。
テーマはコミュニケーション。

講師は、
豊田綾子(旧姓谷口)さん
白水貿易勤務を経て心理カウンセラー取得後退職されて、
現在はフリーランスで福岡を拠点にセミナー、講演会活動をされているそうです。
北海道歯科産業の主催でした。

旭川・林歯科医院からは、歯科衛生士のOさん、Sさんの二名と研修医のS先生、合計3名の参加です。
4時間ほどの講習で、講義とコミュニケーションスキルのワークが行なわれ、相手の話を「傾聴」するという簡単なようでとても難しい実習も行なわれたそうです。
「講師の先生のスーツもセンスが良くて、さすが!という感じでした」という感想でした。

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ワークでS先生とペアを組んでくださったのが、市内のY歯科の衛生士さん。なんとこの方は、うちのスタッフの遠い親戚と言う事が途中でわかったそうです。旭川、いがいと狭い?

本州・四国・九州は大雨とのことでしたが、今日の旭川は申し訳ないほどの快晴でした。

日曜日診療を3時前に終えて、いきなりサクランボ狩りへ出発です。
もしかしたら迷惑だったかもしれない研修医のS先生も誘って神居古潭小・中学校裏の水澤果樹園へ。
今、一番美味しいのは佐藤錦!

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おいしー!甘い!
お腹いっぱい食べてきました。

帰りに神居古潭に寄り、古い駅舎の横を通って蒸気機関車を見たり古いトンネルの入り口をのぞいたりして帰ってきました。古潭でキャンプをしている人がいてびっくりしました。泳いでいたし。
怖くないのかなー。心霊スポットのはずなんですけど。まあ、外国の人だから気にしないかな。

今日は、札幌へ。

北大病院の歯科医師臨床研修の委員会に出席し、その後来年北大での研修を希望している6年目の学生さんたちに医院の説明をしてきました。
地方の無名の歯科医院の説明を聞きに来てくれる学生さんは少なく、用意した資料を半分ほど大学の先生に預けてきました。

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折角用意したので、医療大に送ろうか、それとも今来ている先生方の知り合いに送ってもらうようにしようか、ちょっと悩んでいるところです。

話を聞きに来た方達は、これまでに研修に来た先生方の話を聞いていた人のようでした。
研修を受けた人が、後輩に勧めてくれるような歯科医院になれるよう、これからも頑張ろうと思って帰ってきました。

7月1日、札幌で、トクヤマデンタル主催のセミナーが開催されました。
材料店さんの勧めで、研修医の2名に参加してもらいました。

審美セミナー 【保存編】
患者満足度の高い、MIの概念に基づく新時代の審美修復
田上順次先生、金村敏生先生

20世紀後半以降の修復領域の最大の技術革新は、接着技術の導入です。これにより従来とはまったく異なる治療法が可能となり、修復の概念は一変しました。健全な歯質をほとんど切削する必要がないので、治療中の痛みは軽減し、無麻酔下での治療が可能となりました。当然、術後の知覚過敏症もほとんど生じることはありません。 また、審美的でなければ今や歯科治療と言えない時代です。患者さんの立場に立ってみれば当然のことでしょう。近年のレジン系材料の性能は信頼性が高く、その特性を上手に利用すれば、即日で非常に審美的な修復ができます。残根状態でもレジンコアから即歯冠修復まで一回で、切縁の透明感も天然歯の様に回復できます。ちょっとした歯列の修復もとても簡単です。患者さんは感動し、そしてすばらしい笑顔を見せてくれます。決して特殊な技術ではなく、基本的なことをマスターすれば応用範囲は無限に広がります。 今回、3D Self-Reinforcing Technologyを応用した「トクヤマボンドフォース」と、審美性に非常に優れた「エステライトプロ」を用いた修復法について、その特長、臨床ステップおよび使用上のポイントを紹介します。審美修復新時代の幕開けです。

資料もたくさんいただき、充実したセミナーだったようです。

このような機会があれば、また研修医の先生にも受講してもらいたいと考えています。

今日は、K先生が夕方で上がって札幌へ帰ったので、夜、診療が終わってからS先生と院長の二人で、今週末の矯正診断、矯正治療中の再分析の患者さん、計5名の治療方針についてのミーティングを行ないました。

規格レントゲン写真の分析結果と歯列模型、口腔内写真を見ながら、診断と治療方針立案を行ないます。
今週は、二人の研修医の先生に規格レントゲン写真のトレースのトレーニングを受けてもらっています。

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資料のどこを見るのか、どのように考えるのか。
まず、S先生の考えを聞いてから、院長が説明をし、カルテに記載して行きます。

だいたい1時間半ほどかかりましたが、充実した勉強の時間だったように思います。

昨日は、恒例研修医参加の歯周外科実習の日でした。
参加者は、勤務医の米田先生と研修医2名。

院長の診療が終わってからですからスタートは夜9時半。
支度をして、夜食のおにぎり、サンドイッチを食べて、スタートは夜の10時。

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昨日の課題は、基本のフラップ、単純縫合、八の字縫合、マットレス縫合、クロスマットレス縫合。
続けて、減張切開と縫合、懸垂縫合。早く進んだ人はもう一つ基本のフラップと縫合、懸垂縫合まで。

院長が図を見せながら説明し、皆のやり方をチェック、うまくいかなければ糸を切って最初からです。

終わって、
「じゃあ、片付けて帰るよ」と分別をしながら振り返ると、壁の時計は今日の0:30でした。
みんな、時間が過ぎる早さにびっくりしていました。

来週は、もう一段階進んで、実習を行ないます。

今日は、矯正の文献を読む日なのですが、皆、大丈夫かな。ちょっと心配です。

細長い部屋の奥で、何か宗教の儀式??のようなことが...

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二人で何をしているかと言うと

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これです。

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歯列矯正の勉強用の模型。タイポドントに歯を並べていました。
実際の症例を元に、歯を並べて、院長のチェックを受けてから、この模型の歯並びを治して行きます。

ところで、林歯科医院には一応技工室があるのですが、二人がなぜ院長室の隅でやっているかは、謎です。
暗いし机は低いし、やりにくいと思うんですけどね。

今日は、先週に続き、第2回矯正勉強会です。

教科書は
COMMON SENCE MECHANICS T.F.Mulligan
邦題は「歯科矯正メカニクス」です。

今日は、第4章から7章を事前に読んでもらい、質問を受けながら、症例に沿って院長から説明して行きます。
臨床で見実際に接した接患者さんの例を元に、具体的なイメージがつかめるように配慮しています。

フォースメカニズムの話は、物理の授業のようで、具体的なイメージがつかみにくく、難しいのですが、症例を元にできるだけ『そうだったのか!』というような勉強会にしたいと思っています。

そろそろ、K先生には矯正の模型実習「タイポドント」をスタートしてもらう予定です。

旭川市林歯科医院での、2007年の歯科医師臨床研修が、半分終わりました。

研修医の先生たちもがんばっています。イチゴ狩りに行って遊んでいるだけではありません。

林歯科医院の診療が終わるのは早くても9時過ぎになるのですが、終わってからスタッフが後片付けをしている時間から、その日の反省会を始めます。当日の研修内容について、分からない事を質問したり、注意点の説明を受けたり。

メモをしておいて後で聞こうと思っても、次第にインパクトが薄くなります。と言っても、患者さんの前で細かな質疑の時間はとれませんし、患者さんに失礼になってしまいます。

院長も研修医の先生も疲れているのですが、もうひと頑張りして今日の事は今日終わらせて帰ります。

今日は、イチゴ狩りへ。

朝9:30出勤、夜9:30まで診療室にいる私たちが、どうやって平日イチゴ狩りに行く事ができるのか?
それは「早起き」。
イチゴ狩りは朝8時にはスタートしているのです。

6月上旬から、比布町のホームページをチェック。
先々週、もう暖かくなったからと、ホームページでチェックした農園に電話したところまだスタートしていませんでしたが、7月に入り「日曜日には豊作であった」との情報をゲットし、満を持して比布へ。

少し嫌がっていたかもしれない、研修医の二人にも
「7:40集合ね!」と言って、むりやり?一緒に。

メールで娘に
「研修医の先生と一緒にイチゴ狩りに行くんだよ」
と言ったら

「良い人とただのお節介なおじさんおばさんとの境界線を良く見極めて研修医の人に接してくださいね。」と厳しい返事をもらう…。

でも、楽しそうだったからオーケーじゃない?美味しかったしね。
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