入れ歯の治療: 2010年3月アーカイブ

2010年3月13-14日にかけて米田先生が東京で受講してきた講習会で学んで、新しく購入した咬合器での総義歯の作成がスタートしました。

この咬合器の特徴は、規格レントゲン写真との連動です。
使用前に、計測ポイントがわかるように工夫したワックス義歯をいれてもらってレントゲン写真を撮影します。

DSC09427.jpg
型とりと噛み合わせの高さの測定、レントゲン写真の分析が終わり、いよいよ模型を咬合器につけます。

DSC09428.jpg
1ステップずつ、正確に模型をセットしていきます。

DSC09429.jpgDSC09437.jpgDSC09436.jpg

この状態で、技工所さんに渡して入れ歯の作成に入ります。

これからのプロセスで不明なことが出てきた場合は、米田先生に4月の講習会で質問してもらう予定です。
2010年の3月、4月の土日を利用して、米田先生が東京の講習会に通っています。

これは西村政仁先生の理論を学ぶ講習会です。
少人数開催のため、質問もしやすく、講師の先生から直接学ぶことができると言って、大変満足しています。

DSC09410.jpg









左の写真は、西村先生が開発された咬合器です。
西村政仁式リレーターと言います。咬合平面板システムという付属部品を併用します。

特徴は、頭部規格レントゲン写真セファログラムを用いて咬合の再現を行っていることです。患者にあった固有の咬合平面に合わせることが可能になっています。





これまで使っていたSAMの咬合器ともよく似た考え方であり、院長がこれまで考えてきた噛み合わせについての考察を生かすことができるシステムではないかと思い、米田先生の希望もあって、今回の導入を決定しました。

次回の4月の講習までに、実際に使ってみて、疑問点を整理して受講する予定です。
また、学んできたことは時間を取って、勤務医、非常勤医、研修医にも伝えていきます。
付属部品を合わせると30数万円という高価な機材ですから、無駄にしないように皆でがんばりたいと思います。
水柿先生が、林歯科医院の前にお勤めしていた歯科医院では、
「総義歯の試適は5分」
と言われていたそうです。

確かに、保険点数から時給を考えると、試適に割ける時間はそんなものかもしれません。
すばらしく上手な排列で、試適のための時間が必要ないのかもしれませんね。


DSC09409.jpg

ただ、林歯科医院では、昨年院長が阿部晴彦先生のセミナーで習得してきた技術を忠実に再現しています。

その都合上、
上下の総義歯の試適に必要な時間は
 最低でも1時間、
 できれば1時間半
をとりたいと思っています。

水柿先生は、その考え方のギャップに戸惑っているようでした。


写真は、試適終了後、書籍にあたりながら、院長とディスカッションをしているところです。
先週から水柿先生が作っていた総義歯の歯並び、ワックスデンチャーが完成しました。

DSC09407.jpg
DSC09408.jpg


今日は、これを患者さんに試してもらい、歯並びの微調整を行います。
これを、「試適」(してき)と言います。

この段階で患者さんのオーケーが得られたら、技工所に出してワックスを合成樹脂に置き換えてもらって、レジン床義歯の完成となります。
水柿先生が旭川市林歯科医院に赴任されて3週目に入りました。

先週末から、総義歯の患者さんの症例を担当してもらう事になりました。

100315.jpg写真は、技工作業中の先生です。
模型を咬合器に装着して、入れ歯の製作にも携わってもらう予定です。

林歯科では、義歯の製作は通常専門の技工所に委託していますが、新人は一度は技工所さんと協力して製作段階にも関与してもらうシステムです。院長が昨年取り入れた阿部システムでの義歯作成を深く理解してもらうためです。

今回は特殊な症例のため「リンガライズドオクルージョン」という歯の並べ方を採用します。前々回の受診時に噛み合わせチェックとゴシックアーチという段階を経ています。


今週は、この症例への取組が水柿先生の課題になります。

このアーカイブについて

このページには、2010年3月以降に書かれたブログ記事のうち入れ歯の治療カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは入れ歯の治療: 2009年12月です。

次のアーカイブは入れ歯の治療: 2010年4月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.22-ja