歯の治療: 2007年3月アーカイブ
先日、7番目の歯が大きな虫歯で抜歯になり、その後ろに埋まっていた親知らず=8番目の歯を変わりに埋める「再植」という治療のご紹介をしました。→clickできるだけ、自分の歯で
そうすると、「親知らずは埋まっていても抜かない方がいいのでは?」と思われる方も多いかもしれません。
残念ながら、先日のケースは、親知らずの位置などがラッキーだったケースです。
むしろ、次の写真のようなトラブルが起こる事の方が多いのが現実です。

親知らずが横向きに生えて来て、前の歯にぶつかったところで、ストップ。
少し歯ぐきの上に出た状態です。
すると、親知らずと手前の歯の間に清掃できない部分ができてしまい、前の歯の虫歯が進行。

虫歯で穴があいたところに、親知らずが食い込んでますます清掃できない状態で虫歯が大きくなり、神経まで届いてしまっています。強い痛みが出ていました。
この場合は、手前の歯の神経の処置をして親知らずは抜歯しました。
親知らずが生えて来てちゃんと咬んでいる人、埋まっていてもトラブルの無い人もいますが、このような横向きに埋まっていてちょっと顔を出している場合は、様々なトラブルが起こります。トラブルが起こりそうな場合は、早めの抜歯をお薦めする事も多いのです。
一番奥の歯が、大きな虫歯でもう残せない。抜かないといけない。
その後ろに、親知らずが横向きに埋まっている。
こんなことがあります。

こんな感じですね。
さあ、どうしましょう?
手前の歯は抜歯予定。
もしかして、、後ろの親知らずをなんとかこの歯の代わりに使えないか?
と言う訳で、まず手前の歯を抜いて、つぎに後ろの歯を抜歯します。
普通、こういう埋まった歯は、いくつかに分割しなければ抜けませんが、幸い手前の歯がないので、なんとかそのまま抜く事ができました。
そして、手前の歯を抜いたところに、親知らずを埋めて、しばらく固定します。

もちろん、うまくいかない事もあるのですが、できるだけ自分の歯を長く使って頂くための治療です。
この治療は、保健診療で行なう事が出来ます。
ただし、様々な条件が整っているときにしかできません。

