4/9の研修会に参加した石井先生のレポートが届きましたので、掲載します。
林歯科でもチームアプローチをしっかりやっていきましょうというご意見、大賛成です。がんばりましょう。
<第5回摂食・嚥下リハビリテーション北海道地区研修会>
日時:平成17年4月9日(土) 場所:札幌サンプラザホール
「嚥下食—栄養士の介入の仕方」 聖隷佐倉市民病院栄養科 金谷節子 先生
「言語聴覚士の技術と病棟との連携」札幌禎心会病院リハ科 小橋透 先生
「中途摂食・嚥下障害者の口腔ケア・義歯の必要性」西円山病院歯科 藤本篤 先生
「中途摂食・嚥下チームアプローチ」国立国際医療センターリハ科 藤谷順子 先生
レポート 演題名からも分かるように、内容はコ・メディカル向けに振られたものだったので当院での日常診療に応用可能な部分は少ないかと思われましたが、中でも藤谷先生の「チームアプローチ」の話は非常に興味深いものでした。林歯科の規模も大きくなってきたことですし、そろそろ本気でこういうことに取り組んでみてはいかがでしょうか。モノの本には色々書いてありますが、医療の現場で働く先生の経験に基づくご意見には説得力がありました。
以下、公演中のスライドからの転記です。読み難くてすみません。「提案したい基本姿勢」
チームアプローチの巧拙は医療技術
—なかなか難しいことを認めましょう
—個人の資質ではなく業務上の必要技能
—技術として向上・習得可能です
—うまくいかない理由は分析しましょう「チームアプローチの際に有用なコミュニケーション技術」
—長所を生かす—
基本:相手の特色を知る
・専門職としての性格
・その施設の中での役割
・個人としての特色・能力
・ 業務範囲・時間—それぞれの組織のライン・規定を尊重する
・用語の違い
適切な役割分担を柔軟に「円滑なコミュニケーション技術」
・ 日頃の信頼関係 yesの関係 ・対面や電話の効用
・組織としての信用/個人としての信用 ・積極的な参加
・反対意見を受け入れていることを示す
・相手の時間を尊重 ・時間の余裕も必要「病院という組織の中で」
・各部門のライントップを尊重する
・事務部門を尊重する
・数字を示す
・ 積極的な報告
・まず自部門内の連携をしっかり「いつもうまくゆくとは限らない」
・話し合い技術の習得
・メンバーの構成による柔軟な対応—リーダーとは?
・ チームとしての年齢—若さや形骸化
・なれないうちは成功率の高いことから—拙速を避ける「アサーション」
・ 自分の考えと立場を明確かつ率直に、しかもいやな感じを与えずに、
その場の状況にふさわしい仕方で表明する
・全ての意見が通るわけではないことを前提「質問」
「質問」=「詰問・批判」用法をやめる
・詰問にとられないようなソフトな質問をする
・「こたえ」に対するpositiveなfeedback
・自分が質問されたとき動揺・過剰反応しない
・問いの内容によって信頼関係が深まる「反対意見を尊重する」
・ 反対意見を言ってくれてありがたいとはっきり言う ・反対意見を取り上げる
・次回の議論のときに先にたって取り上げる ・自分でも上手に反対意見を言う「組織において必要な個人のコミュニケーション能力」
コミュニケーションは双方向性で成立する
・状況への感受性:把握・傾聴・応答
・表現の的確さ
・言語コミュニケーション
・準言語コミュニケーション
・非言語コミュニケーション「どうしてウチの病院ではアレを買わないんですか?」と言うよりは「センセー、ウチでもアレ買いましょうよぉー」とかわいらしく言ったほうが買ってもらえる可能性は高い、とどちらかといえば熟年の藤谷先生が若者風に言っていたのが印象的でした。
確かに、ですね。
どんな社会でも会社でも「いいチーム」を作ってやっていくのは難しいでしょうが、やりがいのある事だと思います。

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