楽しみに拝見しているモダシンさんのブログに「垂直性の骨吸収」というエントリーを発見して頭が?マークでいっぱいになり、すぐ読みにいきました。
歯科の関係者なら当たり前に知っている言葉、いわゆる専門用語ですが、この言葉が普通のブログのタイトルになっているというのは、ちょっと驚きです。エントリーを拝見すると
今日はどのタイプなのか聞いてみました。すると、
「歯周病の垂直性骨吸収」とのお答えが。あああ、わけわからん。
「骨が」吸収するのか、「骨を」吸収するのか・・・。
歯周病であるとかかりつけの歯科医院で診断されたため、ネットでgoogleなどを駆使して歯周病の知識を集めた後、担当医に上記の質問をすると、「垂直性骨吸収」というお答えが返ってきたようです・・・
最近はネット上にたくさんの歯科医療に関する情報が存在しています。ある意味氾濫していると言っても良いほどで、中には情報を入手したのは良いけれど理解できずに混乱している方を見かける事もあります。専門家でない方に説明をする場合には、完璧に理解してもらう事を目指すのではなく混乱を避けるような単純な言い回しをする事もあるのですが、もっと詳しく知りたいという方もいらっしゃるでしょう。
おそらく、モダシンさんも、何が原因でどのような症状が起こっておりどのような治療が行われるのかを、一般的な知識としてではなく自分のケースについて、もっと詳しく知りたくて質問されたのではないかと思います。
それに対して、このような専門用語をいきなり用いて説明とするというのは、ちょっと乱暴な気もします。もしかしたら、ネットで調べて質問をされるという事に何かひっかかりでもおありだったのか?これをgoogleにかけてもおそらく論文等にヒットするだけではないかと思い、つい僭越ながらコメントを残してきてしまいました。
いわゆる歯周病はゆるやかに進む場合が多く、全体に歯を支える歯茎の炎症→歯を支える骨の炎症→骨の吸収と進んでいきます。このような経過を辿ると全体の骨が下がっていき、歯が長くなったように見えたりします。これを水平性骨吸収と言います。しかし、一本の歯が急激に周辺の骨吸収を起こす場合もあり、これは垂直性骨吸収と呼ばれています。どちらが重症ということではなく、原因や経過が異なっているということです。
歯周病はゆっくり進んでいきますので、痛みのない期間が長く続く事があります。体調が悪いときに急に痛みや腫れが生じて気がつくという場合が多いのですが、症状が治まっても定期的な清掃や管理を受けて進行しないようにすることが望ましいかと思います。

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